【おかざわ圃場日誌 -Vol 3-】

八月も過ぎ去り、秋へと様変わりしてゆくこの時期、皆さんも若干の暑さのやわらぎに心が落ち着かれているのではないでしょうか。

おなじみ、この米どころ・岡沢では、今日までの1週間、比較的激しい雨を伴う日々が続いていました。新潟県内全体で激しく雨が降り、ところによっては避難勧告がなされている地域がありました。

自然の恵みである雨が降ることはありがたいのですが、現在の米の収穫時期に降ってしまうと、困ることがいくつかあります。そのなかで最も困ることは『稲が倒伏しやすくなる』ということです。

稲穂が水分を含むとその分重くなるため、自然と倒れる状態になります。この状態になってしまうとコンバイン(稲刈り用の機械)で収穫を行う際に、稲がうまく回収されず、育てた米が回収できずに地面に残されてしまうのです。

稲が倒れるかどうかの瀬戸際で、うまく成長の調整をすることも農家さんの仕事になります。育て過ぎても、逆に育てな過ぎても米の収穫量は上がりません。ただこれらの要素は全て天気に左右されるので、そこが米作りの一番難しいところでもあります。

来週は台風21号が日本を縦断する予定です!この危機を乗り越えて、稲が倒されないことをただ祈るばかりです!
がんばれ稲たち!

次回の投稿もぜひお楽しみに。

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